日本製鉄尼崎製造所主催による「第2回日本製鉄杯Victory Cup(ビクトリーカップ)」女子中学生バレーボール大会が24―25日の2日間で開催され、兵庫県尼崎市と近隣市内の中学生選手約40チーム、約700人が参加、熱戦が繰り広げられた。
この大会は尼崎バレーボール協会の共催、尼崎市の後援により行われ、尼崎市内の中学校をはじめ伊丹市、西宮市、宝塚市、川西市、芦屋市の公立中学校女子バレーボール部が参加した。
日本製鉄の小川英範執行役員尼崎製造所長は、開会式のあいさつで「大会開催にご尽力いただいた皆様に感謝したい。今年から社名が変わり、日本製鉄杯となった。当社は国内13カ所の製鉄所を有し、自動車や建築などを素材産業として下支えさせていただいている。尼崎製造所はステンレス鋼管を作り、世界中のエネルギー産業向けに出荷し、今年創立100周年を迎える。今後も皆様とともに発展していきたいので、ご支援をいただきたい。今年からは尼崎製造所の体育館も使用してもらい、スポーツ振興に貢献できてうれしい。全力でプレーしたことは選手の皆さんの成長の糧になる。夕方に堺ブレイザーズの選手も来て交流するので、プロの選手から技術だけでなく、心構えも学んでほしい。良い思い出になる大会にしてください」と述べた。
日本製鉄グループとしてさまざまなスポーツ振興や社会貢献活動に取り組む中、尼崎製造所でも地域のスポーツ活動を応援したいとの考えから始動し、尼崎市に相談に乗ってもらい、昨年より開催が実現した。
24日は尼崎製造所体育館と市内中学校4会場で予選リーグが行われるとともに、日本製鉄の支援するVリーグ男子・堺ブレイザーズの選手によるバレーボール教室が各会場で開催された。25日は決勝トーナメントが行われ、優勝は武庫中(尼崎市)となった。