2019年7月29日

今治造船 18年度竣工量、62隻462万総トン

 今治造船(檜垣幸人社長)は2018年度の竣工量が62隻、462万総トンに達し、売上高は前年度比8・8%増の3911億円で増収増益となった。竣工量は11年度の473万総トンに次ぐ史上2番目の水準だった。大型コンテナ船、LNG船、自動車運搬船、フェリーと多様な船種を確保し、建造に当たったうえ、為替も1ドル=111円レベルと円安で推移したことで竣工量を伸ばした。前年度末の為替水準も円安だったため、減損もなく、増益に結び付けた。19年度は後半からバラ積貨物船の建造が増加、建造隻数、建造量とも増えるものの、為替が110円を切る水準で円高に振れていることから収益面では厳しいと想定している。

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