2019年7月24日
北野鉄連会長、7―9月需要堅調続く 操業トラブル解消 生産、順調に回復
日本鉄鋼連盟の北野嘉久会長(JFEスチール社長)は23日の定例会見で、足元の鉄鋼需給動向について「6月の全国粗鋼生産が879万トンと前年同月比で10カ月ぶりに増加し、4―6月の実績は2611万トンと1―3月比で100万トンを超える規模で回復した。鉄鋼メーカーの操業トラブル解消に伴って生産が順調に戻っている」との認識を示した上で、需要に関して「土木は堅調、建築はボトルネックもあって伸び悩んでおり、自動車分野は好調とまだら模様だが、4―6月は総じて堅調に推移し、このような状況が7―9月も継続するとみている」とコメント。「米中貿易摩擦、中国の粗鋼生産増、それに伴う鋼材市況などへの影響は注視する必要がある」と付け加えた。
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