2019年6月7日
鉄スクラップ、シュレッダーで銅濃度抑制 東大星野・醍醐研究室 データが裏付け
東京大学大学院工学系研究科マテリアル工学専攻の星野・醍醐研究室は、鉄筋棒鋼を分析した結果、1970年代からシュレッダーの導入が広がり分別能力が向上したことで、鉄スクラップ内の銅濃度の上昇が抑制されたとするデータを明らかにした。データでは70年前後に廃棄される電機製品、自動車が増えて棒鋼中の銅濃度が高まったが、その後は安定して濃度を保っているとの傾向値が得られた。今後もデータ収集や研究を継続して安定的にリサイクルできるための枠組みを示し、政府、自治体などへ提言することも視野に入れる。
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