2019年4月9日

普電工・明賀会長 建設需要、総じて堅調

 普通鋼電炉工業会の明賀孝仁会長(合同製鉄社長)は8日、都内の鉄鋼会館で定例の記者会見を開催した。  明賀会長は鉄筋用小形棒鋼の状況に関して、「2019月2月の国内向け出荷は61万7000トンと前月比で1・8%増になり、前年同月比では1・9%増と5カ月連続プラス。在庫率は87%になった」とした上で、「国内建設需要は総じて堅調。今後も大型再開発案件が続くほか、鉄道や道路などのインフラ建設、国土強靭化対策の実行などで当面、一定水準の需要が続くだろう。ただ、中国の景気減速懸念、米中の貿易摩擦などで、これまで国内の建築需要を牽引していた製造業の設備投資にどう影響するかが懸念材料。中国政府の舵取り、米中摩擦の動向を注視する」とコメントした。

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