2018年8月24日
海技研、世界初の模型船試験技術確立 捩りに伴う影響把握へ
海上・港湾・航空技術研究所・海上技術安全研究所(海技研)はコンテナ船など船舶の大型化を勘案し、縦曲げと捩り弾性応答試験で世界初となる縦曲げ・捩り弾性相似模型船の水槽実験の試験技術を確立した。船の大型化で直接荷重評価による構造設計が重要となる中、総ウレタンのコンテナ船模型で縦曲げ、水平曲げ、捩りの弾性振動特性を再現、特性を確認できる。波浪中船体応答特性を再現し、縦曲げ、水平曲げを行い、捩り変形、振動や、弾性相似模型で振り振動を起こしてウレタン、樹脂ハイブリッドの箱型模型で捩り振動の再現性を確認しており、今回の試験技術で、従来の模型船試験ではできなかった捩りの影響を捉えることが可能となった。
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