2018年8月21日
鉄スクラップ、関西輸出価格450円高 3万4780円、関東比小幅安
関西鉄源連合会(会長=黒川友二・扶和メタル会長)が20日に実施した第78回鉄スクラップ共同輸出入札は、成約価格がトン当たり3万4780円(大阪湾岸FAS・H2グレード中心)だった。7月17日の前回比で450円高い。地区電炉メーカーの鉄スクラップ購入価格並みの水準を維持する一方で、世界最大の鉄スクラップ輸入国、トルコの通貨・リラが大暴落したことなどから国際市況は急速に軟化しており、今月9日の関東テンダーから80円安と小幅な下落にとどまったものの、「日本の鉄スクラップ価格は『独歩高』。今後、海外からの下げ圧力がさらに強まる可能性もある」(流通筋)という。
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