2013年4月22日

JFEスチール、フェロコークス実用化へ技術進展

 JFEスチールは19日、東日本製鉄所京浜地区で行っていた革新的高炉原料「フェロコークス」の長期製造試験と、同製鉄所千葉地区第6高炉(炉容積5153立方メートル)での使用試験が2012年度で終了し、安定操業を維持しながら、還元材比およびコークス比の低減を確認したと発表した。

 鉄鉱石と石炭の複合成型物を竪型炉で乾留・還元するプロセス、高炉使用試験ともに世界初の試みだったが、国家プロジェクトとして掲げる20年の実用化に向けて、大きな技術進展が得られた。フェロコークス使用関連技術を得ることで、日本の資源戦略に貢献すると期待される。

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