2017年12月12日
原料炭、スポット市況上昇続く 積出港停滞など 需給タイト化
原料炭のスポット市況の上昇が続いている。業界関係者によると、足元ではトン230ドル(2万6000円)の半ばに至り、11月からの上昇率は3割に達する。供給に大きな障害はないものの、雨季に当たる南半球で主要ソースの豪州の炭鉱操業に影響が出ているほか、積出港の停滞と相まって需給が引き締まっているようだ。中国の鋼材価格も堅調な上、大きな豪雨被害に対する警戒感も在庫補充など含めて調達側の心理面に反映しているという。大きな理由なき高値は当面続きそうだ。
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