2017年10月13日

鉄スクラップ関東輸出価格、5カ月ぶり下落3万553円

 関東鉄源協同組合(理事長=山下雄平・ヤマシタ社長)は12日、鉄スクラップ輸出入札(10月契約、船積み期限11月30日)を実施し、平均落札価格(H2)はFASトン3万553円となった。3カ月連続で同3万円を超えたものの、前回(9月12日実施)に比べて1672円安となり、5カ月ぶりに下落した。数量は合計2万トン。落札価格は12日時点の関東地区メーカー炉前購入価格(H2)の高値(トン当たり3万1000円前後)を下回るものの、中心値(同3万―3万500円前後)とほぼ同水準。また、地区湾岸価格(H2、FASトン2万9000―3万500円前後)よりも若干高い。「想定していた価格よりも低い」(大手シッパー)、「先安観を見通した落札価格で、国内市況はもう一段弱くなる可能性が出てきた」(大手ディーラー)との見方がある。

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