2017年10月3日
鉄スクラップ、東日本中心に反落 輸出市況下落が波及
国内鉄スクラップ市況が東日本を中心に反落した。今年5月中旬以来の下落で、鉄スクラップ輸出市況が世界的に下落局面を迎えたことなどが国内市場にも波及した。先週29日から東京製鉄が宇都宮・田原工場のみながら鉄スクラップ購入価格をトン当たり500円引き下げており、関東地区電炉メーカーが東鉄に追随。国内鉄スクラップ需要は電炉生産の高まりなどから堅調推移しているため、国内電炉各社の買値引き下げの動きは今のところ限定的だが、「アジア市場で競合する米国相場などが下落しており、韓国、ベトナムといった主要輸出先からの下げ圧力が強まることが予想される」(商社)という。
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