2017年9月14日

東京地区、中板市況1000円上伸

 東京地区の薄板市況は熱延鋼板(中板)が前月比でトン当たり1000円方上伸した。熱延鋼板の市況上昇は3月以来6カ月ぶり。鉄鋼メーカーからの仕入価格の高止まりで、採算悪化への危機感が強まる中、商社やコイルセンターは一斉に値上げに奔走しており、市場にも浸透し始めている。新日鉄住金による引き受け削減拡大やJFEスチールの転炉故障を受け、市中では急速に先高観が台頭している。薄板類全般で潮目が変わってきたと言えそうだ。

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