2017年9月6日
新日鉄住金ステンレス、Cr系冷薄1万円下げ Ni系冷薄・厚中板据置き
新日鉄住金ステンレス(NSSC)は6日、国内店売り向け冷延薄板と厚中板の9月契約価格について、クロム系冷薄をトン1万円引き下げると発表した。クロム原料価格の下落を受けたもの。ニッケル原料価格が上昇したため、ニッケル系冷薄と厚中板はクロム下落を相殺する形で据え置きとなる。一方、クロムの国際価格は足元で騰勢が続いており、11月契約では原料連動方式(アロイリンク)に基づき値上げとなる可能性がある。ニッケル価格も上昇しており、10月契約以降に影響するとみられ、先高観は強い。
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