2017年8月2日

関西地区の黄銅削り粉、市中余剰長期化を懸念

 関西地区で黄銅削り粉の余剰感が継続し、スクラップ問屋の間で長期化を懸念する声が強まっている。メーンユーザーである伸銅メーカーの生産は高水準が続くが、原料調達の面では加工業者から返ってくるリターン材も増え、市中のスクラップ問屋からの購買が漸減。7月以降の黄銅削り粉の長期納入契約(長契)では、一部メーカーが契約量を平均2―3割、最大5割減らすなど問屋は危機感と募らせている。

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