住友電装は26日、四日市市文化会館で設立100周年の記念コンサートを開催した。地元四日市市出身の岡本彩香さんをヴァイオリニストとして招き、中部フィルハーモニー交響楽団がクラッシックの名曲を奏でた。会場を埋め尽くした1700人を超える観衆は、オーケストラの美しい音色を堪能した。
同社は1917年の創業以来、四日市市で電線やワイヤハーネス事業を行い、本年に設立100周年を迎えた。一世紀に渡って支え続けてくれた地域社会に感謝の意を伝えるため、同市内でクラッシックコンサートを開催した。100年にわたる同社の歴史の中でも最大規模のイベントの主催となる。
地元のテレビ局や新聞社などもピーアールに協力し、座席数の約4倍となる7100人の応募が集まった。外部機関による厳正な抽選の結果、選ばれた地域住民を無料で招待。当日は満席の観衆のもとモーツァルトやブラームス、チャイコフスキーの名曲を演奏した。演奏終了後には川井文義社長が指揮者の山下一史氏らに花束を贈呈し、万雷の拍手が贈られた。