2017年5月29日

神戸製鋼、アルミ・銅利益300億円以上

 神戸製鋼所は26日、アルミ・銅事業事業部門について、2026年3月期(25年度)に17年度予想比の2倍に相当する300億円以上の経常利益(在庫評価影響を含む)を想定すると発表した。パネル用の板やサスペンション用鍛造品、構造部材用押出品など自動車向けのアルミ製品に関して、16年以降に実施した約680億円(16年以前に設立した中国・天津のパネル加工工場も含めると870億円規模)の投資の利益貢献を見込んでいる。300億円の利益を確実に確保のため、サスペンション用アルミ鍛造品で新たな投資も計画する。資産売却や運転資金の改善などを通じて1000億円規模のキャッシュを捻出し、資金収支のバランス改善を図る考えも明らかにした。

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