2013年1月18日

関東地区 薄板市況に底入れ感

 関東地区の薄板市場は、政権交代による建設需要回復への期待や、円相場が対ドルで円安に進んだことによる輸出環境の改善などで、鉄鋼メーカーの供給圧力が緩和されるとの見方が広がり、大手流通が熱延品種を中心に安値対応を回避する動きが強まっている。すでに先週から熱延・酸洗鋼板について、トン当たり3000円の値上げ方針を固め、取引先への要請を開始している大手流通もあり、市況は底入れ感が台頭している。

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