神戸製鋼コベルコスティーラーズゼネラルマネージャー(GM)故平尾誠二氏の「感謝の集い」が10日、神戸市中央区の神戸ポートピアホテルで行われた。式典にはラグビー界・スポーツ界、神戸製鋼所関係者を含め約800人が参集した。午後には一般来場者の献花も行われた。
式典では黙祷が捧げられた後、平尾氏を映像で紹介。森喜朗氏、岡田武史氏、辻芳樹氏、山中伸弥氏、山口良治氏が追悼の言葉を述べた。感謝の集いの発起人を代表して神戸製鋼所の川崎博也会長兼社長、長男の平尾昂大氏がお礼のあいさつを述べ、その後献花が行われた。
川崎社長は「平尾君が入社3年目にキャプテンに就き、その初年度に初の日本一となったことは歓喜の思い出として刻み込まれている。会社の枠にとどまらず幅広く活躍されたが、軸足はいつも神戸製鋼ラグビー部にあった。お別れをしなくてはいけないことは深い悲しみだが、ご遺志を大切に受け継ぎ、今後も日本ラグビー界の発展に寄与していく」と語った。