2016年6月21日

進藤鉄連会長 鉄鋼内需、下期に増加基調

 日本鉄鋼連盟の進藤孝生会長(新日鉄住金社長)は20日の定例会見で、「国内の鉄鋼需要は4―6月が底となり、7―9月に少し持ち直して、下期には緩やかな増加基調に入るだろう。鉄鋼輸出については、英国のEU離脱を巡る国民投票後の為替動向をみる必要がある」と指摘。両面の材料があるが「本年度の全国粗鋼生産量は少なくとも前年度の1億423万トン横ばいとなり、下期の回復次第で上振れを期待するとの見通しを変えていない」と語った。

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