日本プロジェクト産業協議会(JAPIC)が支援する「林業復活・地域創生を推進する国民会議」(三村明夫・新日鉄住金相談役名誉会長)は4日、石破茂・地方創生担当大臣に提言書を手交した。代表して槍田松瑩・三井物産元会長が石破大臣に手渡した。
石破大臣は「本来ならば、我々から発信すべきこと。活動には感謝している」と、国民会議の活動に謝意を示した。新技術の集合木材であるCLTについて、「何か象徴的なものでCLTの建物を建てたい。民間でも建てて欲しい」とコメントし、省エネ効果があり、CO2削減につながる国産材の利用促進を民間に広げて欲しいと話した。
提言には、地域創生につながる「国産材需要の拡大」、「多様な森林マネジメントの導入」、「国民に愛される森林づくり」を3本柱に、日本の貴重な資源である国産材の活用に向けて抜本的な方策を提示している。