2016年3月17日

新日鉄住金釜石、ハイエンド製品比率高まる

釜石製鉄所全景
 新日鉄住金釜石製鉄所(妙中隆之所長)は近年、ハイエンド製品の比率が高まっており、収益性の向上に寄与している。直近ではスチールコード用線材、ソーワイヤ用線材の輸出向けの旺盛な引き合いが生産を下支えし、冷間圧造用(CH)鋼線用線材の生産も着実に伸びている。中長期的には、ばね用線材や軸受鋼線材など、より高品位製品の製造も視野に入れる。業界トップの基本品質の実現に向け、鋼片(ビレット)精整工程も強化する。

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