2016年2月22日
関西鉄源連合会、輸出価格1万6135円 地区先行入札比385円安
関西鉄源連合会(会長=黒川友二・扶和メタル社長)は19日に第58回鉄スクラップ共同輸出入札を行い、平均価格トン当たり1万6135円(H2グレード中心、大阪湾岸FAS)で計1万400トン成約した。前回(1月18日入札実施)比で175円高と小幅上昇するなど、依然として輸出価格が地区電炉買値を上回っており、「堅調な相場の下支えする要因になる」(ヤード筋)とみられるが、今月16日に大阪金属リサイクル工業協同組合が実施した入札での成約価格からは385円安となり、「対ドルで為替が円高となった影響も大きく、輸出市況はピークアウトした可能性がある。大きな値上がりは期待できない」(同)など慎重な声も聞かれる。
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