2016年1月26日

九州地区積雪の影響、特約店 鋼材出荷に遅れ 一部メーカー操業停止

 九州地区は数十年に一度の寒波が到来し、積雪により交通機関が混乱。高速道路が大部分で通行止めになるなど、鉄鋼業では特約店の鋼材出荷などに遅れが生じているほか、一部メーカーが操業を停止するなど影響を与えた。

 25日正午現在、高速道路は九州道をはじめ長崎道、大分道などが全面通行止め。都市高速道路も福岡と北九州の両高速が全面通行止めとなっている。また、山間部や内陸部などは積雪量が多いことなどを受け、鋼材のデリバリーに遅れが生じているほか、一部地域で配送が不能な状況。

 九州製鋼とトーカイは23日から操業停止。なお、トーカイの若松工場ではスクラップの受け入れのみ行っている。

 大阪製鉄西日本熊本工場は通常操業を行っているが、製品デリバリーに影響が出ている。新日鉄住金は八幡製鉄所、大分製鉄所ともに影響がなかった。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社