2015年12月8日

銅スクラップ、損切りが増加傾向 塩漬け長引き体力消耗

 1号銅線など、単価が高く需要家も多い、換金物と呼ばれる銅スクラップのまとまった発生が12月に入って増えつつある。社員への賞与支給などの資金繰りのため、年末に発生が増えるのは例年通りだが、銅スクラップ価格の指標となる銅建値はトン61万円と、年初来安値から1万円高にとどまる。損切りは避けられない状況だが、銅相場の低迷が続くとみた向きが、反発したタイミングで売り急いだとみられる。

スポンサーリンク