2015年10月5日

日新製鋼、塗装・建材事業を再編強化

 日新製鋼は2日、来年4月1日付で市川製造所(千葉県市川市)と塗装・建材市場向け鋼板に関する販売部門の一部を会社分割し、完全子会社の日新総合建材(日総建、本社=東京都江東区、中尾卓社長)に承継させると発表した。創業事業である亜鉛鉄板の製造・販売を含む塗装・建材事業を日総建に集約する。鋼板素材から加工製品まで一貫で開発・製造・販売を行うことで、迅速なニーズの取り込みと商品開発が可能な事業体制を構築する狙い。堺製造所(堺市西区)で生産する塗装鋼板は日新製鋼がOEM供給し、日総建が販売する。日総建は同日付で「日新製鋼建材」に社名変更し、建築分野に特化した鉄鋼建材メーカーとして、新たなスタートを切る。

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