2015年9月14日

日軽金アクト、放射線遮蔽材の採用注力

 日本軽金属ホールディングス傘下の日軽金アクト(本社=東京都品川区、安達章社長)は放射線を遮蔽する効果を持つ、アルミ・タングステン複合板材「MAXUS―w」の採用に注力している。当初は東京電力福島第1原発事故に伴い、帰還困難区域になっている場所で除染行う作業員の休憩施設などへの活用を想定していたが、それ以外でも例えば線量の高い土壌などの汚染物を運ぶダンプやトラックで、座席の後ろに取り付ければドライバーの被ばく量の低減が図れる。他にも汚染物の仮置き場や中間貯蔵施設・原子力発電所など幅広い場面での使用を提案し、福島の復興作業に貢献したい考え。

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