2015年8月20日
今治造船、技術力強化を加速 強度・軽量化など深掘り
今治造船(檜垣幸人社長)は2015年3月の1万4000TEU型大型コンテナ船の竣工、7000台積み幅広自動車運搬船(PCC)の竣工を受けて技術力強化を加速する。1万4000TEU大型コンテナ船など連続5隻の建造を起点に、2万TEUのメガコンテナ船の連続建造を見据え、建造技術も含め技術力を高める。PCCではターボチャージャー発電機や空気潤滑装置などの省エネ装置を活用。さらに環境対策としてバラ積み貨物船のエンジンにSOX(硫黄酸化物)スクラバーを搭載し、実践での評価を開始する。大学との寄付講座として研究開発、人材育成も積極化、船体構造の強度・軽量化、製造の効率化とコスト低減、性能解析など技術向上を図る。
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