2015年5月26日

新日鉄住金、耐摩耗鋼の板厚拡大 「アブレックス」シェア20%へ

 新日鉄住金は26日、耐摩耗鋼「ABREX(アブレックス)」の製造可能範囲を拡大したと発表した。鉱山機械など建設機械向けをはじめ、部品更新のアフターマーケットでの販売を促進、拡販を図る。低温靭性タイプのアブレックス500LTは、従来の板厚25ミリから世界最大級の80ミリまでアップしたほか、標準タイプも同450、同500で50ミリから100ミリとした。板厚拡大は主に名古屋製鉄所で実施、今後、量が伸びれば鹿島など他製鉄所でも板厚をアップする。現状の年間生産量5万トンレベルを2017年度には10万トンに、世界シェアも10%から20%への拡大を目指す。

 なお、アブレックスは、東京・有明の東京ビッグサイトで29日まで開催されている2015NEW環境展に出展中。

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