2015年5月18日

東京製鉄 鋼材販売価格、6月契約も据え置き

東京製鉄は18日、6月契約分の鋼材販売価格(店売り向け)を7カ月連続で全品種据え置くと発表した。

今村清志・常務取締役営業本部長は、海外製品市況の底打ち気配が台頭し、国内では条鋼類の荷動きが、鋼板類は需給がそれぞれ回復しつつあるなど、「全体的に底入れ感が出てきた。国内は首都圏再開発、大型設備投資が顕在化している。着工ベースでは夏から秋、来年にかけて相当量出てくる。今後、鋼材需給はタイト感が出てくるだろう」と分析。ただ、足元は「去年から今年にかけての過渡期にあり、変化がない」とし、6月契約は全品種据え置きとした。

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