線材製品協会のまとめによると、2014暦年の冷間圧造用(CH)鋼線出荷は、国内向けが前期比2%増の145万9019トンだった。輸出向けも17%増の6万6234トンと増加し、全体から見た比率は約4・3%。
合計では2・4%増の152万5253トンと、13年(149万11トン)を上回り、01年以降で最高の水準となった。
14年は、堅調な国内自動車生産がけん引する形で、CH鋼線の需要は高水準で推移した。前年10―12月期の好調な流れを引き継いで、1―3月期の国内向けが37万トン弱を記録。その後はやや減少したものの、軒並み36万トン台と安定した出荷を維持し、国内向け単独で過去最高となった。