2014年11月18日

『土木の日特集』 11月18日は土木の日 西日本ネットワーク

 ここ数年、全国で数十年に一度と言われる豪雨や台風による災害が頻繁に発生しており、今年も各地で浸水・土砂災害などの被害が多数起きている。

 国土交通省によると、土石流・がけ崩れなど土砂災害危険個所は全国で52万以上あり、そのトップは広島県の約3万2000カ所。続いて島根県と山口県が2万2000カ所以上あり、四国地区や九州地区でも1万カ所を超える県が多い。8月に広島市で発生した大規模土砂災害の被災地でも国交省が土石流の危険性を懸念して砂防ダムの建設が計画されていた。防災対策の早急な見直しと具体的な取り組みが求められている。

 また、道路、港湾、河川などでも構造物の老朽対策や耐震化が急務となっている。橋梁は中国地区で約2万橋、九州地区で約10万橋あり、四国地区も地方整備局直轄の橋梁が約2100橋ある。ほとんどが30年以上前に建設され、急速に高齢化している。港湾・河川でも南海トラフ地震に備えた補強工事が具体的に進んでいる。

 こうした防災・減災対策の有効な手だてとして鉄鋼土木製品にも注目が集まっている。「土木の日」にあたり、有力鉄鋼企業の土木製品群の中から、特に「期待する製品」を紹介する。

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