2014年11月12日
佐久間特殊鋼、本社倉庫跡地に保育所(来年4月開園) 待機児童減に貢献
佐久間特殊鋼(本社=名古屋市緑区浦里、佐久間貞介社長)は、本社倉庫跡地の活用方法を検討していたが、大手NPO法人と協業して認可保育所を開設することになった。すでに基礎工事に着手しており、来年4月開園に向けて準備を進める。
同社は来年1月に愛知県西尾市江原町の工業団地内に西尾支店を開設する計画。現在は最終段階に入っており、遊休スペースとなる本社倉庫跡地を利用した新事業を模索していた。こうした中、名古屋市では待機児童の減少に向けた取り組みを強化しており、地域への貢献と待機児童解消策による補助金活用が見込めることから事業を決断した。
新設する「すくすく浦里保育園」の建屋面積は、1階363・18平方メートル、2階99・80平方メートルの合計462・98平方メートル。0歳児から5歳児まで合計60人の入所が可能で、1階は各クラスの教室、2階はホールとして活用する。
保育所の運営はNPO法人プレママクラブが行い、佐久間特殊鋼は用地の賃借・建屋外装部分を建築する。同クラブが構築してきた20年のノウハウを導入、就学前段階での英語教育を取り入れるほか、保育園で調理も行い、心身ともに健やかに育てる保育に取り組む。8日には同社会議室で入園説明会を開催、約100人が参加した。
現在は旧駐車場を解体し基礎工事を行っているが、西尾支店への移設完了後は倉庫部分の解体工事にも着手、開園に間に合わせ急ピッチで建設工事を行う。また残ったスペースの有効利用も今後検討する方針。
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