2014年11月11日
神戸製鋼、機械事業100周年祝う 700人出席 「グローバル化加速」
神戸製鋼所は8日、神戸市内のホテルで「機械事業100周年記念祝賀会」を開催した。同事業のOBと現社員が約700人、神戸製鋼所役員から佐藤廣士・代表取締役会長、機械事業部門長の楢木一秀・代表取締役副社長、大濱敬織・専務執行役員、山口貢・常務執行役員、松田彰雄・常務執行役員が出席した。
佐藤会長が「現在、機械事業は神戸製鋼所の中核事業の一つとなっている。当社の連結売上高は1兆9000億円だが、圧縮機から始まった機械事業をオリジンとした建設機械、さらには鋳鍛鋼を含めると、約7000億円を機械関係が上げており、利益においては半分を占めている。これもOB、現従業員の皆さんが頑張ってくれたおかげ。神戸製鋼所はグループ全体でグローバル化を推進しているが、機械事業もその兆候が出ている。人材育成、工場増強、進出国の選定など課題は山積しているが、楢木副社長を含めた4人の当該役員が中心となって、積極的にグローバル化を進めてくれると思っている。古くから『先人の知識人の教えは将来にも役立つ』と言われているが、機械事業部100年の歴史と、この間に築いてきていただいた知識は、少なくとも今後10年間の事業を保証してくれると信じている。今後も先輩方には現役の役員・社員を指導してもらいたい」とあいさつした。さらに、楢木副社長がOBへの感謝を語るとともに、機械事業の100年の歩み、今後の事業展望を説明した。
OBを代表して、泉谷芳弘・元副社長が祝辞を述べ、小谷重遠・元副社長が乾杯の音頭をとった。会は「機械事業100年の軌跡」の映像が上映され、その後、書と津軽三味線と尺八演奏のコラボレーションのパフォーマンスが行われた。大濱専務の閉会の辞で散会した。
スポンサーリンク