三菱重工業と三菱航空機は、次世代のリージョナルジェット機であるMRJ(Mitsubishi Regional Jet)のロールアウト式典を、18日に三菱重工・名古屋航空宇宙システム製作所小牧南工場(愛知県西春日井郡)で開催した。国産初のジェット旅客機の披露で、両社は今後、2015年4―6月に予定している初飛行を目指す。
主催者側を代表して大宮英明会長は「最高レベルの運航経済性と客室快適性を兼ね備えた、世界に誇れるメード・イン・ジャパンの製品が、ようやく夢から現実へと姿を変えようとしている。私は自信を持ってこのMRJを世界に送り出せることを誇りに思う」と述べた。
両社は今後も、航空業界発展の一翼を担いつつ、MRJプロジェクトの成功に向け15年の初飛行、17年の初号機納入を目指す。