2014年10月2日

桃山堂から相次ぎ出版 「鉄」をめぐる一族伝承の書籍

 「鉄」をめぐる一族伝承をメーンテーマとする豊臣秀吉、黒田官兵衛に関する書籍が桃山堂から相次ぎ出版された。

 7月に発売された「豊臣秀吉の系図学―近江、鉄、渡来人をめぐって―」(本体2400円)は、系図研究の第一人者である宝賀寿男氏と秀吉をテーマとする出版社の桃山堂が提携し、古代と戦国時代をつなぐ長い時間軸の中で「鉄」をめぐって織りなされる豊臣一族の謎を探求している。

 先週発売された「黒田官兵衛目薬伝説―目の神、鉄の神、足なえの神)」(本体1700円)は、金属考古学の神崎勝氏、宝賀氏ら専門家が一族の来歴と目薬伝説の背景を読み解いている。

 いずれも「1カ所だけだが『新日鉄住金』のことに触れており、『黒田官兵衛』には、姫路市で『鉄のふしぎ博物館』を運営する衣川良介・衣川製鎖工業社長も登場している」(蒲池明弘・桃山堂代表取締役)。

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