2014年8月12日
新日鉄住金、インドネシア車用鋼板合弁 80%出資 冷延・めっき材
新日鉄住金は11日、インドネシア国営鉄鋼メーカー、クラカタウ・スチールとの自動車鋼板製造合弁事業に関して、最終契約を結んだと発表した。約3億米ドル(306億円)をかけて冷延、亜鉛めっきの両にらみで高張力鋼板を作れる年産48万トンのGAPL(亜鉛めっき・焼鈍処理ライン)を新設し、2017年半ばに営業運転を開始する。現地有力企業と組んで成長市場をとらえ、現地自動車鋼板のシェア50%を確保する。
インドネシアでジャカルタの西方に位置するチレゴン・クラカタウ工業団地内に12年12月に設立済みの合弁会社はPTクラカタウ・ニッポン・スチール・スミキン(KNSS)。資本金1億4200万米ドルの出資比率は当初、新日鉄住金が51%を想定したが、最終的に80%、クラカタウ20%で合意した。
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