2014年4月14日
電炉原料 関東、両輪”ギア”加速 異形棒、現状維持から7万円
関東地区普通鋼電炉メーカーは、地区鉄スクラップ市況の続騰を受けて、異形棒鋼の販売価格でトン7万円に照準を合わせる。2013年末から、鉄スクラップ市況が続落したことで製品の先安観が台頭。建設需要はあるものの、ゼネコンは小口当用買いに終始し、厳しい指値を提示してきた。このため、地区異形棒鋼メーカーは「安値回避、現状維持」の姿勢を続けてきたが、原料市況反騰で取り巻く環境が一変。コストアップに伴う収益悪化を避けるため、採算改善に向けた動きが本格化してきている。
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