2014年1月17日

中国鋼材市況、浮揚力欠ける

 中国の鋼材市況が浮揚力を欠いている。熱延コイルは第2週にトン3651元(6万3000円、3ミリ厚・増値税込み)と前週比0・1%安で2週連続下落。前週に上がった冷延や中厚板も再度下落に転じた。春節(旧正月)前の資金確保のために流通業者が販売を増やしたためとみられる。前年も同様の傾向。鉄鋼大手の宝山鋼鉄が2月販売価格を上げており、春需をにらんで春節明けに市況が上がる可能性もある。

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