2013年10月18日
日新・MISI・ワージントン特殊鋼合弁、年能力18万トンに引上げ
日新製鋼、伊藤忠丸紅鉄鋼(MISI)、米ワージントンインダストリーの3社は、12月に設立予定の中国の特殊鋼鋼板の合弁会社「浙江日新華新頓精密特殊鋼(仮称)」の製造能力を、年間18万トンまで引き上げる。16日に会見した三喜俊典日新社長が、第2期計画を明らかにした。当初予定は年12万トンとしていたが、増加する中国の自動車生産に対応し、21年ごろまでに5割引き上げる。母材を呉製鉄所から現地に送るだけに、日新にとっては来年4月に完全統合する日本金属工業・衣浦製造所の熱延ステッケルミルをどう生かすか。中国での特殊鋼事業は、グローバル成長を目指す日新にとって大きな可能性を秘める。
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