2013年8月30日
神戸製鋼、放射性物質含む下水汚泥 福島で焼却実証開始
神戸製鋼所は30日、環境省から受託した放射性物質を含む下水汚泥焼却実証実験について、福島県阿武隈川上流流域下水道県中浄化センターで建設を進めていた仮設焼却施設がこのほど完成し、9月から実証事業を開始すると発表した。環境省によると、事業規模は90億―100億円。神鋼環境ソリューション、日本下水道事業団、三菱総合研究所と共に受託したもので、同日落成式が行われた。東京電力福島第1原発事故により、放射性物質を含んだ下水汚泥を、約20分の1に減容化・安定化させる。1日90トンの処理能力を持ち、本年度中に同センターで一時保管している下水汚泥1万5000トンを処理する。
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