2013年7月23日
都市対抗野球 新日鉄住金かずさマジック、2000年以来の準決勝 JFE西日本2回戦敗退
東京ドームで開催中の第84回都市対抗野球で、1回戦を勝ち残った鉄鋼メーカーの2チームが、週末の対戦で明暗を分けた。君津市代表の新日鉄住金かずさマジックは、週末2日で1万人を超える応援を背に2回戦、準々決勝と勝ち進み、2000年以来の準決勝に駒を進めた。福山市、倉敷市のJFE西日本は4500人の応援を受けたものの、2回戦で敗退した。
19日の2回戦でJFE西日本は日本製紙石巻に1対4で敗れた。林田英治・JFEスチール社長は「精神力の差を感じた。気持ちが大事だと強く感じた」と総括。相手を「震災で工場が被害を受けて2年で本当に強いチームになった。素晴らしいチームに負けたので悔いはない」と称えた。
20日の2回戦に臨んだ新日鉄住金かずさマジックは延長、タイブレークの末、京田辺市のニチダイに4対2で勝った。友野宏社長兼COOは「タイブレークでしっかり勝ってくれた。選手も頑張ったが監督の采配が良かった」と、継投策で守り切った試合運びを評価した。
翌日の準々決勝では、門真市のパナソニックを5対3で降した。劣勢を終盤覆す連夜の逆転勝ちに、友野社長は「9回の攻防はうちも得点を取ったが、その後のパナソニックの攻撃も素晴らしかった。何とか粘りで凌ぎ切った」と両チームの健闘を称えた。
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