2013年7月22日

サステック、アライアンス強化 生産面での損益分岐点引下げ

 ステンレスコイルセンター大手のサステック(岩田修一社長)は、国内ステンレス市場全体の設備能力に余剰感があることから、2014年度末までに自社の加工能力を半減させながらも、生産面での損益分岐点を下げ、利益率向上を図る。月間1万5000トン能力から同7500トンまで引き下げるとともに、工場従業員の多能工化を図り、足りない部分は他社とのアライアンスで補う。「メーカーの再編が加速する中で、流通だけが取り残されている。率先して余剰能力を削減し、需要に見合った加工体制を構築しながら、利益も確保していく」(岩田社長)方針。

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