JFE建材は23日、新型の橋梁用防護柵を開発したと発表した。インフラ設備の老朽化によって、今後、橋梁の更新需要が高まるとみて、施工性・景観性・コスト性などを高めた製品としたもの。
開発したのはK―GP型橋梁用防護柵。綿密な計算の上で、ベースプレートをはじめとする支柱構造を改良し、後施工アンカーの埋め込み長を、従来の高欄に比べ15%程度短くすることに成功した。アンカーの穿孔長が短いため、施工時間の短縮につながる。
また使用材料のサイズを見直し、10―15%のコスト低減を図ったほか、景観性についてはオリジナル景観型ガードパイプと意匠を合わせるとともに、共通の支柱キャップを使い、土工部との連続性を確保することができるようにしている。さらに横梁はブラケット取り付け方式を採用し、縦断勾配に自在に対応できる。