2013年4月9日
日本軽金属、固形「次亜塩素酸ソーダ5水和物」を開発 高濃度で高安定
日本軽金属は8日、飲料水や食品の殺菌消毒などに使用される次亜塩素酸ソーダを固形化した、次亜塩素酸ソーダ五水和物の販売を開始したと発表した。次亜塩素酸ソーダは、主に飲料水や食品の殺菌消毒に使用される液体だが、高純度化や保存安定性の改善が求められてきた。新製品は有効塩素濃度が41%と高く、これまで使えなかった酸化反応などに使える可能性がある。今後サンプル出荷を開始し、数年後には年間約1200トンを製造・販売したい考え。
日本軽金属が今回発売したのは「ニッケイジアソー5水塩」。有効塩素がこれまでの次亜塩素酸ソーダの3倍以上と高濃度なのが特長。強力な酸化剤として利用でき、廃水処理負担も軽減できるという。安定性の高い結晶のため、冷凍保管すれば120日以上保存もできる。
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