2013年2月26日

愛知製鋼、日本初の鉄入り土つくり肥料を販売

 愛知製鋼は25日、日本初の鉄入り土つくり肥料「鉄みどり」の販売を開始したと発表した。独自開発の「酸化第一鉄」を効果発現促進剤として配合したもの。

 「鉄みどり」は植物に効率よく栄養を供給できる発酵有機質肥料をベースに、植物に必要な鉄イオンを土壌中で安定して緩やかに溶出できる酸化第一鉄を組み合わせた肥料。既存の「鉄力あぐり」が植物活性剤であることに対し、農林水産省の普通肥料登録(登録番号:生第92741号)を取得した鉄みどりは、そのまま単独肥料としての使用や、配合用肥料の原料としても使用可能なことが特徴だ。

新製品・新技術 主な効果は土壌改良、鉄分供給で、花や野菜、茶など農作物全般で葉緑体(素)の増加による光合成能力や呼吸機能の向上、窒素同化の向上、根張り促進への効果も見込まれ、減肥効果や農産物の成長促進などに寄与。長年栽培を続けている圃場では、りん酸の蓄積やph値の変動、また異常気象による負荷を受けて、植物が全生育期間において必要な鉄分の吸収がしにくくなる問題などに対応している。

 容量は20キログラム袋入り、フレコン入り。形状は粉状、ペレット状を用途により選べる。配合成分は窒素3%、りん酸4%、カリウム3%、酸化第一鉄(鉄として)11・25%。

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