2012年11月6日
愛知製鋼、細径ステンレス鉄筋を開発 直径3・91ミリ
愛知製鋼は5日、業界初の細径ステンレス鉄筋で公称直径3・91ミリメートルのステンレス異形線材「ASCON―D4」を12月から発売すると発表した。ひび割れ分散性などの優れた製品特性から、土木分野を中心にコンクリート二次製品などの補強材として2015年度に2億円の売り上げを目指す。
「ASCON―D4」は、同社が製造するステンレス鉄筋コンクリートバー「サスコン」の新レパートリーとなるオーステナイト系ステンレス鋼SUS304の細径異形線材。鉄筋コンクリート用ステンレス異形棒鋼のJIS規格で最小寸法のD6(公称直径6・35ミリメートル)より細く、一定間隔で配置した節と異形断面による優れたひび割れ分散性やステンレス鋼の耐食性も併せ持つことから、薄肉軽量なコンクリート二次製品への活用など幅広い用途開拓が見込まれる。
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