2012年10月19日
日酸TANAKA、新型のプラズマ切断装置・ロボットガス切断機を発売
日酸TANAKAはこのほど、プラズマ切断装置のペガサス500シリーズに、さらに切断品質を高めた「ペガサス500―0―HQ」をラインアップした。ガス切断とプラズマ切断を両方行える切断機「KT―650PGR」に搭載、あらためて今月から販売を開始した。切断面上縁の丸みの改善や狭いカーフ幅を実現している。KT―650PGRの価格は2400万円(梱包・運送・据付費込み、大阪地区の場合)。
ペガサス500―0―HQは、切断カーフ幅が従来比約40%減少したほか、上面エッジは約0・5ミリ以下で、さらに高品質切断を可能とする。また、KT―650PGRには、操作性に優れている自社製NC装置「ロボQ―15」を標準装備している。
?\r?\n KT―650PGRは、ガス切断装置とプラズマ切断装置を搭載、さまざまな製品切断を1台で対応できる。ガス切断装置の横方向移動にはスチールベルト方式を採用しており、手軽に同形・対称形切断が行える。このほか、省エネプラズマ切断装置「ペガサス500―0―ECO」も搭載できる。
また同社は10月から、ロボットガス切断機TGRシリーズに、水素ガス切断装置HL―1を搭載したタイプをラインアップした。切断速度がプロパンに比べ、垂直切断で20―30%向上するなどのメリットがあり、価格は900万円(研修費別途)。切断部材の二次加工をさらに高品質、高効率化する。
HL―1による水素ガス切断は、開先切断可能な角度範囲が拡大するほか、開先切断速度も30―40%向上。プロパンに比べ予熱時間が約8分の1に大幅に短縮できる。
また、切断変形(熱歪)やノロの付着が少ないほか、輻射熱がプロパン比約60%低減。CO2の発生も10分の1以下と環境に優しく、比重が小さいため拡散されて滞留しにくい。
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