2011年4月6日

共英製鋼・山口、熱間表面疵検出機を開発 異鋼種でも対応

 共英製鋼山口事業所は、みどり精密(本社=神奈川県横浜市)と共同で、鋼材(棒鋼、形鋼製品)の高信頼性熱間表面疵検出装置を開発、実用化したことを5日明らかにした。今回の開発は品質改善技術強化の一環。新装置は鋼種が異なっていても全品種・全サイズに対応でき、疵の個所を熱分布の違いから、感知することにより、識別できるシステム。

 これまで、製品の圧延工程での探傷は渦流探傷装置を用いて行っていた。しかし、近年は製品品種が多様化してきており、渦流探傷装置では全鋼種の探傷をカバーすることが困難となっていた。このため、より適用性の高い熱画像法による疵検出装置の開発を決め、みどり精密と共同で熱間表面疵検出装置の開発に着手、昨年秋に実用化に成功した。同装置は山口事業所の圧延ラインの複数個所に設置、設置後半年が経過しているが、安定的に作動している。

 これまでの熱画像による傷検出法は、設置場所に制限があることから、用途も限定されていた。新装置はこの制限がなく、鋼種が異なっていても全品種・全サイズを傷の個所の熱分布の違いから感知し、識別できる。

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