2012年7月30日
元旦ビューティ、空気流動システム開発 太陽電池の発電効率低下を抑制
元旦ビューティ工業は、温度上昇による太陽電池モジュールの発電効率低下を抑える「元旦ウイング・ソーラー空気流動システム」を開発した。モジュール同士の間隔を空け、部材の「元旦ウイング」を施工。モジュール裏にこもる高温の空気を自然の風を利用して流動させる。
同システムはモジュール間に隙間を設け、高温の空気を逃がす新しい発想で開発した。他社にない製品で「会社が始まって以来の新製品」(舩木元旦会長)。社内試験では、従来型と比べてモジュール裏面の温度差が、瞬間最大値で15・8度低く、発電量は1日の平均値で約10%大きいとの結果を得た。
ウイングは積雪の落下を防ぐ雪止めとしても機能。雪は隙間から落ち室内の熱により、融雪される。従来型では雪を落とす隙間がないため、積雪があると発電できない問題があった。各種の既設、新設屋根に施工可能でコストは従来型と同等。
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