2009年4月3日

高炉の原料炭交渉 過半が決着 非微粘炭大幅下げへ

 高炉大手は2009年度積み強粘結炭の価格交渉で、最大手と前年比57%下げで先月値決めしたのに準じて、大手山元との交渉を順次決着した。微粉炭吹き込み(PCI)用炭はばらつきがあるものの、最大3分の1程度への下げで大部分を決めた。非微粘結炭は今後の大手との交渉次第だが、強粘炭と一般炭の間の価格帯のなかで、大幅値下げで決着する見通し。

 大手各社の個別事情で異なるものの、原料炭全体で5割以上の値決めが終わった。値下げ決着が進んでいるものの、高炉各社は高値の08年度分の積み残しを抱えており、調達コストは額面通りには下がらない見通しだ。

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